ムコ多糖体と眼組織
ムコ多糖体の主成分であるコンドロイチン硫酸は、昔から目薬の主原料の一つとして有名です。
目の組織や仕組みを調べてみますと、角膜は90%がムコ多糖体で作られており、そして水晶体もムコ多糖体とビタミンC、そして水分で出来ています。
このように、目はほとんどがムコ多糖体で出来ていると言っても過言ではありません。
視カの衰えやドライアイ現象は、目の酷使や加齢などにより、目のムコ多糖体が減少し、そこに保たれるべき水分も少なくなり、目の細胞が劣化するためと思われます。ですから、ムコ多糖体を補給し、十分な水分を摂ることで、目の細胞の隅々まで瑞々しくなり、視カ回復やドライアイが軽減する可能性が大いにあります。
角膜 | ケラト硫酸(酸性ムコ多糖類) | 組成 50% |
---|---|---|
コンドロイチン硫酸(酸性ムコ多糖類) | 組成 22% | |
コンドロイチン(中性ムコ多糖類) | 組成 20% | |
鞏膜(きょうまく) | デルマタン硫酸(酸性ムコ多糖類) | 組成 50% |
コンドロイチン硫酸(酸性ムコ多糖類) | 組成 50% | |
ヒアルロン酸(ムコ多糖類) | 組成 50% | |
硝子体 | ケヒアルロン酸 | 組成 殆どヒアルロン酸 |
酸性ムコ多糖類 | ||
水晶体 | ムコ多糖たんぱく | 組成 不明 |
ビタミンC | 血液中の約10倍 | |
水分 | 水晶体組織の65% |